ご案内文書に記載されている情報は、医療機関様で表示が異なる場合がありますので、ご了承いただきたく存じます。
改善内容一覧
- 1.リハビリ実施記録への処置コストの追加に対応
- 2.リハビリ実施記録へ追加した処置コストのコスト連携に対応
- リハビリ処置コストのコスト連携
- 3.疾患別リハビリテーションと処置を同時に行う際のオーダー作成方法
- 脳血管疾患等リハビリテーションと消炎鎮痛等処置を同時に行う場合
- 脳血管疾患等リハビリテーションのみ終了し、消炎鎮痛等処置が継続される場合
- 疾患別リハビリテーションは行わず、消炎鎮痛等処置のみ行う場合
1.リハビリ実施記録への処置コストの追加に対応
- リハビリ実施記録(以下リハビリ記録)の実施日が入院期間内であり、リハビリオーダーに紐づいた記録を作成する場合、処置コストの追加を行うことができるようになりました。
- 記録作成画面の「メニュー(+)」ボタンより「診療行為を追加…」を選択すると、コスト検索パネルが展開されます。
- コスト検索パネルでは、「リハビリ」と「処置」に該当する診療行為項目のみ検索可能です。追加したコストを検索し選択すると、記録に追加されます。
- 処置コストを追加した場合、コストブロックグループ種別は「処置」となります。
- リハビリコストを追加し場合、コストブロックグループ種別は今まで同様「その他」となります。
- 同じリハビリ記録に処置コストとリハビリコストを追加することはできますが、同一ブロックグループにまとめることはできません。続けてコストを追加する場合、対応するブロックグループ種別の項目のみ検索欄に表示されますのでご留意ください。
- 追加したコストの編集・削除も可能です。コメント等を追加する場合は、編集画面を展開し内容の更新を行ってください。
注意事項
リハビリ算定区分「処置」のオーダーが紐づいたリハビリ記録では、コスト提案メッセージの表示はありませんのでご留意ください。
2.リハビリ実施記録へ追加した処置コストのコスト連携に対応
- リハビリ記録に追加した処置コストのコスト連携が可能です。
- 処置コストを含むリハビリ記録を作成後、コストカレンダー(以下コスカレ)よりコストの取込み操作を行うと、リハビリ記録に追加したリハビリコストがコスカレに反映されます。
- コスト連携の手順は「リハビリ処置コストのコスト連携」をご確認ください。
- リハビリ記録に入力した処置コストは、リハビリコストと同様に外来カルテへの連携はできませんのでご了承ください。
リハビリ処置コストのコスト連携
- リハビリ処置オーダーを作成
- リハビリ処置オーダーに紐づいた記録に処置コストを追加
- コスカレを展開しコストを取込む
- 「診療識別:40」で処置コストが追加される
※夜間バッチ取込みの場合、この操作は不要です。
※コストに追加したコメントもコスト連携時に反映されます。
3.疾患別リハビリテーションと処置を同時に行う際のオーダー作成方法
- リハビリテーションの「通則5」に記載されているように、疾患別リハビリテーションと合わせて行った一部の処置行為は疾患別リハビリテーション料に包括されます。
- 「疾患別リハビリテーションと包括対象処置を同時に行う場合」は、疾患別リハビリテーションオーダーのみ作成し、疾患別リハビリテーションオーダーに紐づくリハビリ記録に対し、リハビリと処置のコストを追加してください。
- この時、リハビリ記録に追加したコストは全てコスカレへコスト連携し、請求・レセプトにおいて疾患別リハビリテーション料に対象処置項目を包括します。コスト連携された処置コストを「算定しない」へ変更する必要はありません。
- オーダー作成・請求例は「脳血管疾患等リハビリテーションと消炎鎮痛等処置を同時に行う場合」をご確認ください。
- 「疾患別リハビリテーションと包括対象処置を同時に行っていたが、リハビリが終了し処置のみ継続する場合」は、疾患別リハビリテーションとは別にリハビリ処置オーダーを作成し、リハビリ処置オーダーに紐づいたリハビリ記録に処置の内容を追加してください。
- オーダー作成・請求例は「脳血管疾患等リハビリテーションのみ終了し、消炎鎮痛等処置が継続される場合」をご確認ください。
- 「疾患別リハビリテーションは行わず処置のみを行う場合」は、リハビリ処置オーダーを作成し、リハビリ処置オーダーに紐づいたリハビリ記録に処置の内容を追加してください。
- オーダー作成・請求例は「疾患別リハビリテーションは行わず、消炎鎮痛等処置のみ行う場合」をご確認ください。
疾患別リハビリテーションは行わず、消炎鎮痛等処置のみ行う場合
脳血管疾患等リハビリテーションと消炎鎮痛等処置を同時に行う場合
- 脳血管疾患等リハビリテーションのオーダーを作成
- 脳血管疾患等リハビリテーションオーダーに紐づいたリハビリ記録に対し、リハビリコスト・処置コストを追加
- コスカレを展開しコストを取込む
- 「診療識別:40」で処置コストが、「診療識別:80」でリハビリコストが追加される
- コスカレ上では処置コストも計上される
- 請求書や明細書に処置コストは計上されない
- レセプトに処置コストは計上されない
※夜間バッチ取込みの場合、この操作は不要です。
「35点(処置)+490点(リハビリ)+2,929点(入院料)=3,453点」
脳血管疾患等リハビリテーションのみ終了し、消炎鎮痛等処置が継続される場合
- 処置のみ実施する日を開始日とし、リハビリ処置オーダーを作成
- リハビリ処置オーダーに紐づいたリハビリ記録に対し、処置コストを追加
- コスカレを展開しコストを取込む
- 「診療識別:40」で処置コストが追加される
- コスカレに全ての処置コストが計上される
- 請求書や明細書には処置のみ実施している3/7の処置コストのみ計上される
- レセプトでも処置のみ実施している3/7の処置コストのみ計上される
※夜間バッチ取込みの場合、この操作は不要です。
3/1~3/7:「140点(処置)+1,715点(リハビリ)+13,601点(入院料)=15,456点」
疾患別リハビリテーションは行わず、消炎鎮痛等処置のみ行う場合
- リハビリ処置オーダーを作成
- リハビリ処置オーダーに紐づいたリハビリ記録に対し、処置コストを追加
- コスカレを展開しコストを取込む
- 「診療識別:40」で処置コストが追加される
- コスカレに処置コストが計上される
- 請求書や明細書に処置コストが計上される
- レセプトに処置コストが計上される
※夜間バッチ取込みの場合、この操作は不要です。
「35点(処置)+2,929点(入院料)=2,964点」