臨床で必要な情報を一箇所に集め、フィルターやカスタマイズにより特定の業務に必要な情報だけを閲覧しやすくなります。データタブの表示項目に加え、オーダーや文章記録を時系列で確認できるようになりました。さらに、必要な情報のみを取り出せるようにフィルター機能を追加しました。
改善内容一覧
1. オーダーと文書記録の追加
データタブでオーダーと文章記録を確認できるようになりました。
オーダーやバイタル、検査結果を一緒に確認したり、同時に記録した経過記録から詳細を確認するなど臨床業務に沿った形で自然に行えます。また、オーダーを時系列で詳細表示できるため、投薬オーダーでは医薬品の処方歴を一目で確認できるようになります。
2. 業務に必要な情報を素早く取り出せるように
表示する項目のフィルター機能と、それらのフィルターを医療機関やユーザごとにカスタマイズして保存できる機能を追加しました。
データタブで表示される項目は非常に多く、一方で特定の業務で必要な項目は限定的です。そのため、その業務で必要な項目だけをフィルターして表示できる機能を追加しました。
保存されたフィルターを適用して閲覧
フィルターを適用するには保存済みタブを開き、いずれかのフィルターを選択します。
フィルターには2種類の管理方法があります。
- 医療機関毎内のユーザー共通で管理
- 全医療従事者が共通で見るべき内容を固定配置できます
- ユーザー個人毎で管理
- 診療内容や職種に対して、よく使われる項目を配置できます
その場でのカスタマイズを適用して閲覧
フィルター設定を編集するにはカスタマイズタブを開き、種類と作成者の2つのフィルタ項目を設定します。また、種類の項目をドラッグ&ドロップすることで表示順を変更できます。
これらのフィルター項目はすぐに適用され、その設定はすぐに保存されません。そのため、その場で必要な項目だけをフィルターしたり、並べ替えたりすることに適しています。
自分だけのフィルターを作成
自分のためにフィルターを保存しておきたい場合、その場でのカスタマイズをした後に、別名で保存ボタンを押下し、名前をつけて保存します。保存されたフィルターは自分のみが表示され、他のユーザからは見ることができません。
患者画面を全画面化することで、より多く情報を閲覧できます 一覧画面から患者を選択した後、画面右上の拡大ボタンを押下することで全画面化できます。
3. その他の変更と改善
その他、以下の変更と改善が含まれています。
- 表示期間の統一と固定ヘッダー
- いままでのデータタブではバイタルグラフとテーブルの表示期間が一致していませんでしたが、今回の変更によりすべての項目の表示期間(または縦軸)が一致するようになります。
- 最上部にヘッダーとして期間が表示されます。このヘッダーはスクールしても固定表示されるのでセクション内の項目数が多い場合でも常に日付を確認できるようになります。
- 表示期間の指定方法の変更
- いままでは指定した日付までのデータが表示されていましたが、今回の変更により指定した日付の周辺期間が表示されるようになります。
- これにより未来のオーダーを確認しやすくなります。過去データしかない場合は過去期間を優先して表示するようになっているため、より多くのデータが閲覧できるように最適化されています。
- データの追加導線はデータタブの右上からアクションパネルへ統合
- データを新規追加したい場合、アクションパネルの 記録作成 > 数値・評価 より行えます
- また、将来多くの新規作成導線はアクションパネルに統合予定となっています。
- 折りたたみのデフォルト展開
- 値があるセクションをデフォルトで展開するように変更しました
- この変更により項目を展開する操作が不要になりました。表示したくない項目はフィルターをして非表示にするか、折りたたみすることで最小化できます。
- 折りたたみ時の最新値の表示を廃止
- デフォルトで展開表示とする仕様変更とフィルター機能により、折りたたみ表示の利用頻度が下がる見込みのため、最新値の表示を廃止しました。
- 最新値を確認したい場合、展開状態で最も右にある値をご確認ください。
- 検査結果タブを統合
- 検査結果タブはフィルターに統合されるため、検査結果のみを確認したい場合は検査結果のみのフィルターをご利用ください。また、印刷機能も引き続き利用可能です
- 今回の変更によりコピー機能は継続されますが、複数選択でのコピー機能が一時的にご利用いただけなくなります。大変ご迷惑をおかけしますが、追加開発までお待ちいただければと思います。
- 各セクションごとの一覧画面の廃止
- 履歴アイコンを押下することで表示できる各セクションごとの一覧画面を廃止します。
- この画面は特定のセクションにある古い値を探すのに非常に便利でしたが、特定のセクションのみを表示するフィルターを作成することで同様の結果を得られるため、今回削除いたしました。
- 検査結果の複数コピー機能の一時的な機能停止
- [2024/06/12] 検査結果タブの内容をコピーできるようになりました!!で追加された機能のうち、複数項目を選択してコピーできる機能を一時的に停止します。これは技術的な理由のためで、ご利用中の皆様にご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。2025年1月を目処に再開できるように進めております。もう少々お待ちいただければと思います。
- なお1項目だけでのコピー機能は継続してご利用いただけます。
- アクションパネル内の「データ」という名称を「数値・評価」に変更
- いままでのデータタブで取り扱っていた記録を単に「データ」と呼んでいましたが、データタブ内で取り扱う種類の増加により「数値・評価」というより具体的な名称に変更いたしました。
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